クマ研日記 2006年6月
6月10日(土) 参加者:徳永佳、小川、鶴田
朝5時。キャプテンとともに救護センターに行ったがペルの姿はない。
電話してみたら今起きたというので、しばらく待つことに。
アリの行列を発見したので、いたずらをして遊んでいたらいつの間にか5時半。あわててペルを迎えに行き、3人で白川へ向けて出発した。
車中で「愛はバラードのように
〜ベジータのテーマ〜」をリピートで聞いていたら、あまりの熱さにキャプテンが萎えた。
白川に到着。いつものように自然学校の賄いをおいしくいただく。
調査開始。
まずは鶴平新道のオリ開け。無事終了かと思いきや、下山して発信音を確認してみたら音が鳴っている。
鶴平の電波かスーパー林道の電波か…?音で判断するのはなかなか難しい。鶴平の電波だとしたらもう一度登らなければならない。というわけで…
満場一致でスーパー林道の電波であると判断。
次にくるみ谷へ向かいオリのチェック。異常なし。テレメではゾウゾウ山にてキッコロを確認。
昼めし時になったので、草むらに陣取っておにぎりを食べ始めるが、虫がウヨウヨたかってきて食欲を失う。
場所をスーパー林道入り口ゲート付近の川辺に移し、残りのおにぎりを完食。
午後はスーパー林道に行く予定だったが、ゲートが開かなかったので断念。結局また鶴平新道に登ってオリをチェックする羽目になってしまった。
その後、キッコロのロケーションポイントの近くまで行ってみたが、大した収穫はなし。
これにて本日の調査終了。
今日はカントリーハウスに宿泊なので、ぼくのたっての願いにより花火を購入。夜に期待を膨らませつつカントリーハウスに向かう。
すると、カントリーハウス前の広場で馬狩の人たちがバーベキューの準備をしているではないか!
溢れる生唾を露骨に垂らしながら通り過ぎようとするぼくらを、気さくな馬狩の人たちは見逃さなかった。
「一緒にどうですか?」
「(き、来おった!)えっ?いいんですか?ありがとうございます。」
そんなわけで、自然学校の賄いを軽くいただいた後、バーベキューに参加させてもらうことに。
ちびっこギャング3人(3・5・7歳くらい?)の相手はキャプテンに任せ、ぼくとペルは肉とビールにありついた。
肉がおそろしくうまい。ビールに関しては恐ろしい事にわんこそば方式が採用されており、ついつい飲みすぎてしまった。
そのうちに、キャプテンがけしかけたのか、チビッコたちがおんぶしろとせがんできた。
しょうがないのでおんぶして走り回ってみる。しかし、酔いのせいかすぐに息切れ。
チビッコたちがそんな僕を『おんぶじじい』と呼ぶので、腹いせに箒をもって散々追い回してやった。
しかし敵もさるもの。今度は花火ビームとやらで逆に追い回され、箱をかぶらされて芝生に転がされた挙句、ポコポコ蹴られた。
キャプテンとペルがドサクサに紛れて僕を蹴ったかどうかは、箱をかぶっていたため定かではない。
キャプテンは幼女にテントのポールに登らせろとせがまれ、ハァハァいいながら押し上げていた。
ペルはチビッコに花火の火の始末の指導をしていたが、いつのまにか無我夢中で線香花火に興じていた。
ひととおりチビッコたちと遊んだ後、再び席につく。
NICEな人たちも加わって、酒を酌み交わしながら昔の馬狩の話などを聞かせてもらった。
そんな楽しいひとときも終わり、カントリーハウスに入ってダラダラしていると11時になった。
風呂には入りたいが、何しろ3人ともベロンベロンに酔っている。危険だ。
特にペルは女ひとりなので、お互い無事を確認しあう必要があろうというわけで、歌を歌いながら風呂に入った。
この時間帯はどうせ貸切だろうとたかをくくっていたのだが、途中で女湯に誰か入ってきたらしい。
ペルが何も告げないものだから、僕とキャプテンはずっと歌い続けていた。
この様子だと明日の調査では3人とも役に立たないであろう。
カントリーハウスに戻った僕らは、翌朝到着するよぽぽとワダちゃんに明日の調査を勝手に託し、眠りについた。