クマ研日記 2004年4月



4月10日(土) 第一部  参加者:N村、T永け、T永と、N脇、F旗、H垣、K藤、T之内、M瀬、Y岡、Y村


今日はみなさん12時(つまり24時、ということはつまり深夜0時)にボバ亭集合でした。

予定的には、夜中集合で明け方までみんなでお弁当を作り、夜明け前にボバ亭を出発、

日の出とともに我らクマ研の御神体ともいえるM市N村の樹齢1000年を越えるという、

そして岐阜大学名誉教授であり、樹医である某K研某H教授が治療し、復活させたという因縁の桜、

『薄墨桜』の朝日に輝かしく照らされる姿を拝みながらお弁当を激しく食そう!で、そのあとはしら〜ん。という感じです。

私はガイダンスが終わった後、意味もなく下宿やめたてほやほや家無し子だったため、

行く当てもなくフラリフラリと気がつけばBOBA亭に流れ着きました。

その時、集合時間の6時間前。。。

誰かヒマな人が来てるかと思いきや、誰もおらず、その理由はおそらくみんな戦いに備えて寝だめ中だということでした。

とりあえずゲームがしたいと、クラッシュバンディクーやぼんばマンをして、

なかなかこれは大人数でやったら白熱するに違いない!とワクワク思い、メーリングリストで呼びかけたものの、

さすがはK研、みなさんよく分かってらっしゃる、

そんなバカな誘いにのって後でHPとMPが切れてCKるなんてことになる人はいませんでした。(しまった。私は切れた。)

夕飯を食べて、平成狸ぽんぽこを見ていましたら、なかなか熱いシーン(あっ、キキだ!あっ、ポルコだ!あぁっ、トトロだ!!)

も見つけまして、かなり興奮した午後11時、(つまり23時、ということはつまり集合一時間前)に、

さすが今新二年生界を熱くももあげで引っ張ってるG次が勢いよくやってきました。

すると続々とわんぱくYちゃん、A子、ジェームズ君、そして初対面だマライアも来まして、BO〜BA亭は急ににぎやかに。

そいでもっても「作ろう」と言い出す人はおらず、みんなそれぞれしたいことをし、話したいことを話していると、

ここは「オレ流」部長であるジェームズ君がしきりなおし、ぼちぼち作り始める事に。

気になるクマ研特製弁当のメニューは。。。

ツナマヨおにぎり、タラコおにぎり、ミートボール、ポテトサラダ、キンピラゴボウ、Winなー、ちくわ、サツマイモ、

唐揚げ、玉子焼き、そしてうさちゃんりんご。。

家主であるスリランカ人、BOBAさんは手際よくミートボールを丸める。さすがスリランカ。中にチーズ入りとなかなか豪華です。

私はポテトサラダを作ることに。とりあえずジャガイモの皮を剥き剥き、レンジでチン、

つぶす、酢・コショウ・塩・オリーブオイル、レンジでチン…(まぁこんな料理の過程はおもしろくもないのではしょるとして。。。

G次の皮むきはなかなか体力担当ながらも、ジャガイモに細やかな愛情が感じられました。

マライアは仕事がな〜いとへこんでいました。ジェームス君は15合ものお米を炊き、その後新入生歓迎のたて看板を作りました。

そして絵心がないから。と困惑していましたが、みなさんが「オレ流で!!」というので妙に盛り上がって、オレ流立て看へと。。。

わんぱくYちゃんとA子はWinなーと玉子焼き、キンピラゴボウを。なかなかK研としては不気味なぐらい手際がよい。。

途中で…ディ様も来て、庶民の活動をご覧になったあげく、やっぱりりんご農家の彼は気がついたらりんごを剥かされ、

耳のぶっというさちゃんがたくさんできあがりました。

途中で大祭に参加していたよぽぽと、冬眠していたミポリンと、ともくんも来ました。

そして気がつけば、なんだかクマ研ながらもかなりすばらしいできのお重がたくさんできあがりました☆

そして立て看板も、なんだか「今、オレがアツイ」とクマが言ってるだけ、

しかもやたら余白があるというのにアツイのイがクマの額に大いにかぶってる、というシンプルなすごい「俺流」になり、

みなさん大満足。これで準備完了です!



第2部  参加者:I津、K原、N村、T永け、T永と、N脇、F旗、H垣、K藤、T之内、M瀬、Y岡、Y村


渋るI津を起こすこと、はや1時間。BOVAさんちに4時から5時に着かなくては・・・。

しかし、鼻血が最近止まらないI津は「もうあかん」、「一人で行って」、「頭痛い」と弱音ばかり。

はるばる谷汲→大垣→神戸まで迎えに行った私の苦労は!!!

そうこうするうちに、4時をまわり、N村君から「・・・・そろそろ出発したいんですけど」の電話が。

仕方がないので、BOVAさんちに行くことはあきらめ、I津を車に放り込み単体でR157を北上。

助手席でぐったりしているI津をのせ、寂しく一人N村に。

予想を遥かに上回る交通量に愕然としつつ、やっと駐車場にたどり着く。

駐車し、ふと前を見ると見覚えのある長岡ナンバーが。

はっきりと空が白くなっていた。・・・遅刻?

駐車場からの坂を何とか登り(登らせ)、薄墨桜の前に青いビニールシートを掲げ持つ怪しい一団が。

・・・うわあ〜クマ研だ〜。なんか浮いてる・・

桜は満開。人はびっしり。「・・・こんなのN村じゃないよね」と古参のメンバーが呟く中、

とりあえず、記念写真を。なぜかうつむきっぱなしのみぽりん。

お腹のすいた一団は、早朝五時半にもかかわらずビニールシートを敷き、朝ごはんに。

例年になく暖かい日が続いたとはいえ、ここはN村。シートに腰掛けたとたん足元(腰元?)から寒気が駆け上がった。

寒い。

並べられたお重を囲み、気付いた。・・・・・・箸がない!!!!

でもさすがの「オレ流」N村が売店から、タダで割り箸13本をget。

やっとのことウーロン茶とオレンジジュースで乾杯。・・・。お酒がない、なんで?

とりあえず、おにぎり。・・・?よく見ると不審な形のものがちらほらある。

いやな予感がしたので、形のきれいなおにぎりをget。「おにぎりの具って何〜?」

「シーチキンマヨ。明太子。あと、はずれ〜☆」うれしそうに言う製作者よぽぽ、N脇、H垣。

はずれって・・・彼女らなら手加減はしないハズ。3個目のおにぎりでBOVAさんはWinなーを引き当てたが、

生ぬるい。きっともっとアレな具があるはず。その証拠になぜか慎重に具を底のほうから選ぶ製作者達。

おにぎりの残りも少なくなり、無理担当のN村がついに犠牲に。

・・・大量のわさびに涙目になるN村。「無理担当だろ〜」「無理担当でしょ〜」とあおるI津と銀G。

残りのおにぎりはjust6個。「せっかく作ったんだたら食べてくださいよ〜」「たべなあかんで」と主張する製作者達。

「ちょうど男子分じゃない」との私の意見に同意する女の子+I津。

はやいものがちでおにぎりをつかみ合う、てんで、T永、銀G、BOVAさん、N村、マライア。

それらを横目で見つつ、Yちゃんの作ってくれたキンピラを口に運ぶ。おいしい。

酢の入ったポテトサラダは私にはちょっと・・・・。

結局、出遅れたてんで、マライアがわさびにぎりをget。

わさびにぎりを頬張る、N村君。辛そう。でも、無理担当だから仕方ない。なぜかあっさり制覇した謎の新人マライア。

てんでは「これは無理じゃない?」と無理担当にキラーパスをしようとした。

しかし、無理担当のかなりのローテンションぶりに、しかたなくもくもくと食べはじめた。えらい。

そして、おにぎりを食べ終えた3人を祝福するかのように、朝日が。

朝日に照らされた薄墨桜は今まで見た中で、一番美しかった。

そろそろ本格的にバイトに行かなくてはならなくなったT永くんのために、あわただしく下山の準備をする一行。

「撤収〜。撤収〜」と騒ぐメンバーに思わずBOVAさんが、シャッターを切った。

できあがった怪しげな写真。・・・・・誰一人としてまともな人はいなかった。

周囲の人々の不審な視線を大量にあびて、クマ研の花見は終了した。



第3部  参加者:I津、K原、N村、T永け、H垣、T之内、Y岡


1つの終了は新たな始まりである。

この言葉を実感したのはBOVA亭に帰還したわずか3時間後のことだった。

朝日を浴びて元気になった社会人I津が「日本海が見たい」と主張。すかさず賛同するヒマな大学生の私。

すると、滋賀をこよなく愛するH垣さんが「琵琶湖いいですよ〜」とアピール。

興味のなさげな社会人は、食いつきが悪かったが、彼女の次の一言に釣り上げられた。

「そのあと、うち来ますか?」

H垣さんの家。某熱帯魚屋さんとのうわさのある家。

ジムニーにN村君とマライア。カローラに私、I津、H垣さん、みぽりん、BOVAさんを搭載し一路琵琶湖へ。

あまり寝てない私は助手席で仮眠をとった。12時半をまわり、お腹がすいたので「ご飯!ご飯!」と騒ぐ私に、

「じゃあ、小さい公園みたいなとこで食べます?」と優しい提案をするH垣さん。

しかし、琵琶湖で食べたいI津は「あと15分で着くから」と私に忍耐を強いた。・・・強要罪?

1時半をすぎ、よーうやく、やあーっと、地元民の琵琶湖花見スポットに到着。

満開の桜、さくら、さくら〜。澄んだ琵琶湖。ヘドロのない琵琶湖に感心するマライア。

朝ごはんの残りの、大量のポテトサラダ、チラシ寿司、Winなー、ミニトマトを皆でいただいた。

ご飯の後、澄んだ琵琶湖を素足で堪能する一行。

来るたびに石を投げているのでは?と思うほど当たり前に水切りを始めるるH垣さんに感化され、

次々に水切りをする一行。初心者の私、みぽりんは2回はじくのがやっと。

順調に水をはじく中で、きらりと輝く才能があったのはマライア。異様にうまい。何者?

石を投げ飽きたため、波打ち際で山を作りトンネルを掘るお子ちゃまの私とみぽりん

冷たい目でそれを見つめるI津。

足をかわかすのにいそがしいBOVAさん、N村君、H垣さん、マライア。

すると沖のほうから、流木に似た何かがこちらに向かっているのをH垣さんが発見。

一同が流木説とヘビ説に揺れる中、それは次第に近づいてくる。引き寄せられる一同。

我慢できなくなった仲間の一人が、石を投げた。するとそれは迷うように進路を変え、岩の向こうに。

ヘビだ!全長がゆうに1mはあった。泳ぐヘビをあんなにゆっくり見たのは初めて。あ〜、びっくりした。

そして、バイトに間に合いそうにないみぽりんは、残念ながら頭痛になりバイトにいけなくなってしまった。

「ここまできたら大阪まで行くしかないんじゃない?」とI津。それに引きづられる一行。嫌がるN村君。

琵琶湖を後にした一行はH垣さんに案内され、彼女の実家に。

先導するジムニーにN村君とH垣さん。カローラに私、I津、みぽりん、BOVAさん、まらいあ。

到着した熱帯魚屋さんでは、2匹のわんこが出迎えてくれた。2階には1匹ウン十万の錦鯉がうようよいた。

生き物の気配がいたるとこにあって、H垣さんのキャラクターの由来の一環を見たように思う。

3時に熱帯魚屋さんを出て、下道をひた走る一同。

今朝(昨夜?)からの強行軍に、眠りだす脱落者が多数出た。寝たくても寝れない運転者。

次第に消耗していく一同。癇癪をおこした最年長の私をなだめつつ、1号をひた走った。

午後7時疲れ果てた一行を迎えてくれたのは、愛くるしいわんこジンちゃんと

N村君のお父様と、お母様と、豪華なお寿司!と家庭料理の品々。

おいしいご馳走のせいか疲れのためか、もくもくと食べ物をむさぼる一行。

だが、やはり疲れのためか手が振るえ、皿を取り落とす者が続出。フローリングが大惨事に。

・・・・ごめんなさい。

疲れ果てた一行を見かねたお母様は、わざわざとなりのお家からいただいたアイスを一同に。

冷たいアイスに癒された一行は帰りの作戦を練った。

迷い属性のBOVAさん、みぽりん、N村君、H垣さんをどのように処理するかで、I津が悩む中、

N村君が「男」をみせた。

結局、ジムニーにN村君とH垣さんとマライア。カローラに私、I津、みぽりん、BOVAさんとなった。

ブレーキランプが点かないジムニーを守るため、カローラが後ろに。

H垣さんを実家に帰すため、ジムニーは竜王で高速を下りた。 Good Luck!

カローラ班は関が原で下り、I津を実家に帰し、BOVA亭に10時到着。

長い一日が終わる。


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