クマ研日記 2004年3月
3月16日(火) 参加者:I津、K原、T永け、N村、O田か、K藤、T野内、M瀬、Y岡
午前10時。珍しく時間通りに集合場所に行ってみた。初参加のT野内くんを待たせるのはさすがに忍びないからだ。
ミポリンも時間通りにやって来た。CKは10分遅れで登場。
久しぶりの調査にテンションも上がる。幌ジムにCKとT野内くん、クマジムにミポリンと僕が乗り込み、根尾村改め本巣市根尾へ。
気温は15度近くあるというのに、根尾にはまだ雪が残っている。
2速が使えない幌ジムで山道を走るのは、所有者のCKでも辛そうだ。
何の電波も取れぬまま上大須まで来ると、折越峠は閉鎖されていた。4月30日までは通れないらしい。
S濱さんに電話してその旨を伝えると、「知ってたよ。」
という返事。先に教えといて下さいよ…。
昼食を摂るために小川に下りると、対岸に座り心地の良さそうな岩が。
川があったら渡りたい年頃の僕は、石の上を渡って対岸へ。石が滑ると判断したCKは別ルートで渡った。
ミポリンは散々迷った挙句T永ルートを選択。これが間違いだった。
最初の石で滑り左足が水没。2つ目の石でも懲りずに滑り右足も水没。腰のあたりまで濡れてしまった。
ミポリンの悲劇を見て怯んだT野内くんはT永ルートを放棄。CKルートも無理だと判断し、一気に飛び越えるという暴挙に出た。
結果見事に靴を濡らしたが、ミポリンに比べれば被害は少なかった。
昼飯を食べているとT野内くんが地理マニアの知識を披露し、僕は度肝を抜かれる。
寒そうなミポリンはそんなT野内くんに難しい質問を浴びせ、困らせていた。
CKと僕はミポリンの呪いに屈せず、帰りも無事に小川を渡る。T野内くんはまたも一気に飛び越えようとして靴を濡らす。
ミポリンは車に積んであった長靴を使い安全に渡った。はじめから使えばよかったのに、と誰もが思った。
CKがクマジムの異変に気付く。右前輪が斜めになっており、タイヤの内側だけが異常に磨耗している。
そのまま走るのは危険だったので西周りは断念。淡墨桜を見て帰ることにした。
淡墨桜のつぼみはまだ小さく、開花はまだまだ先のようだった。
大学に戻り、クマジムのタイヤ交換をして一旦解散。
午後5時半。再び別棟に集合。夜の飲み会の準備にとりかかった。
CKがマサイの笛を忘れて取りに帰っている間に、T野内くん、ミポリン、僕の3人で買い出しに行く。
この日のメニューはカレー。ミポリンがパインを入れることを提案し、僕はこれを快諾。
CKとI津主任が合流したあと、T永亭で下ごしらえ。主任と僕でトリ皮を貪り、7時に別棟へ。
はじめにK原さんが合流。次によぽぽが双子の姉だか妹だかを連れて登場。あだ名はハチ。
顔と声に加えてノリまでそっくりで、何やら変な空間を創り出していた。
まだ十分煮込んでいないカレーを食べようとするK原さんを必死になだめる主任。他の人では止められない。
カレーが出来たので全員でいただきますのごあいさつ。パインがことのほか不評だったが、ミポリンのせいにして難を逃れた。
この席上でさっそくT野内くん(以下マライア)のあだ名が決定した。
銀次が合流しカラオケへ。主任に操作されたVが拳を振りかざし、野太い声で叫ぶ。
「ウォーーー
!!!」
カラオケを終えティッシュが合流。このあと根尾に星を観に行く予定だったが、空は曇っている。
「根尾は晴れているかも」
というかすかな希望は、主任によって容赦なく打ち砕かれた。
それでも万に一つの可能性に賭け、スターレットとカローラで淡墨桜へ。結果は惨敗。やはり星は見えない。
森の中に変な光が見えてみんなびびる。でも銀次がいれば大丈夫。
銀次が単身光の正体を確かめに行き、切れかけた蛍光灯であることが判明。
このまま帰っては悲しすぎるので、やまびこを楽しむために上大須ダムへ。
暗闇の中でよぽぽハチ判別ゲームに興じたあと、各自山に向かって声を張り上げる。
「サッチモ!」 「サッチモ!」 「サッチモ!」
・・・
大満足。
午前3時。大学に戻ると、雲が晴れて星が見えていた…。
3月11日(木) 参加者:I津、T永け、T永と、N村、N脇、H垣、H田、O田か、M瀬
目覚めたのは午前5時50分。集合時間の6時まであと10分しかない!慌てて身支度を整え、10分遅れで集合場所に着いた。
待っていたのはI津主任ひとり。これがクマ研の現実。
その後、主任のメールで起きた人々が徐々に集まりだす。
アイコさま、H垣さん、H田さんの3人は岐阜駅で待つ銀次を迎えに行くためターセルで先に出発。
主任、ティッシュ、僕の3人は残る2人を待つため岐大ロータリーに残った。
6時30分。特攻隊長トモがなぜか走りで登場。6時40分。企画者CKがカローラで悠々と登場。キングの風格を見せる。
男5人がカローラに乗り込み、まずはセルフのガソリンスタンドへ。満タンにしていざ出発!
しばらくして、ガソリンスタンドでお釣りを取り忘れたことに気付いたCK。
そこでセルフのガソリンスタンドへ。お釣りをもらっていざ出発!目指すは富士サファリパーク。
しかしその前に腹ごしらえ。吉野家に立ち寄り各自摂食。そして今度こそいざ出発!
男5人が排出する呼気によってカローラの窓ガラスは曇り放題。3人が座る後部座席は狭く、不快極まりない。
岐阜羽島ICから高速に乗るが、いきなり4kmの渋滞に巻き込まれる。
渋滞を抜け、浜名湖SAでターセル組と合流。ちょっとした公園で軽く戯れたあと、第1回席決めジャンケンが行われる。
結果はH垣さんがカローラ後部座席中央を占拠。周りに男をはべらすことに成功。
ターセル助手席に移った僕はオザケンを聞きながらウキウキ。アイコさまは相変わらず飛ばす飛ばす。
次に休憩を取ったSAの宝くじ売り場でスクラッチくじを売っていた。1等が出ればその場で50万円がもらえるらしい。
一攫千金を夢みて、各自が1枚200円のくじを購入。
僕が5等100円を当て喜んでいると、トモ隊長が4等1000円を当ててみんな大騒ぎ。
第2回席決めジャンケンではH田さんが逆ハーレムを形成。
それから一路サファリパークへ。天候不良により富士山が見えなかったのは残念だった。
12時ごろ目的地に到着。早速不細工なゾウの形をしたサファリバスに乗り込む。
はじめにやってきたのはクマゾーン。僕らにとってはメインだ。
まるまると太ったツキノワグマ。やはり育ちがいいクマは違う。このボンボンめが!
間近で見るヒグマは圧倒的な迫力。こんなのに襲われたらひとたまりもない。
立ち上がってエサをねだるさまは、可愛らしくもあり哀しくもある。お前らはそれでいいのか!
しかしエサをくれないと分かるとさっさとどこかへ行ってしまうところが、見ていて気持ちがいい。
続いてライオンゾーン。メスを追い払ってエサをもらおうとするスポーツ刈りのオスがいた。感じの悪い奴だ。
少し先に進むと、メスに囲まれ人間などどこ吹く風で寝転んでいるオスが。男のあるべき姿を見た。
トラゾーン、チーターゾーン、ゾウゾーンを通り、草食動物ゾーンへ。
全員同じ方向を向いてひたすら口をモゴモゴさせているキリン。こぶをプルプルさせるラクダ。
女性陣はシマウマの臀部に夢中。器量の悪いラマ。前向きなシカ。とにかく楽しんだ。
一回りした後、土産屋に入った。首からぶらさげるウシの小銭入れが激しく購買意欲をかきたててきたが、何とか耐えた。
「部長たるものマサイ族の笛くらい持っていなければ」
というみんなの説得に納得したCKはマサイ族の笛を購入。
レストランで昼食にしようとしたら値段を見て愕然。学生のスペックでは手が出ない。
仕方ないので腹つなぎに安いファーストフードを食べる。
ティッシュがくじ引きに挑戦。狙い通り4等を引き当て、迷わずパンチピストルをチョイス。
太っ腹な店のおじさんはパンチピストルを2つもくれた。
ふれあいゾーンに行ってみると、鳥インフルエンザ対策のため鳥類はすべて引っ込められていた。
カンガルーのセクシーな座り方に感心していると、一頭がいきなり片足を上げ股間をかきむしり始めた。なんてだらしない奴だ!
幻の動物ディクディクにメンバーは大興奮。変な名前が心を掴んだ。
建物の中でライオンの赤ちゃんが展示されていた。やはり動物の赤ちゃんというのはかわいいものだ。
外に出ると何やらディクディクしたトンネルを発見。パンチピストルを構えたティッシュを先頭に内部に突入し、頭をぶつけまくった。
乗馬コーナーへ。トモくんがポニーを撫でさすることムツゴロウさんの如し。
第3回席決めジャンケン。このあたりから銀次の連敗記録がスタートする。
車に乗り込み、サファリをもう一回りすることに。
ターセルはドアの取っ手をキリンに舐められ、カローラを運転する僕は動物の進路妨害に必死。
カローラの後部座席ではCKとH垣さんが眠りこけていた。
第4回席決めジャンケンのあと帰路についた。ところが先導のカローラを運転する僕をI津さんが煽りたてる。
「浜辺を走らなくていいの!?」
「走りますよ。」
僕らは海に向かった。
昼飯をろくに食ってないので、めし屋を探しつつ海を目指す。しかしなかなかいいめし屋が見つからない。
そうこうしているうちに太平洋が見えてきた。波が高い。テンションも高い。
目指す浜辺には道に迷ってたどり着けなかったが、港で海を満喫した。
そろそろ本気で岐阜を目指さないと、帰りが朝になってしまう。
第5回席決めジャンケンで僕はターセル組に。めし屋探しはカローラ組の5人のセンスに委ねられた。
始めに目をつけたところは高すぎて却下。次に目をつけたところは立ち食いだったため却下。次も高すぎて却下。
沼津市街をさまよい、ようやく値段も手ごろなとんかつ屋を見つけて晩飯にありついた。
おかわり自由のごはん、味噌汁、キャベツをたらふく食べる。プレミアムストロベリーサンデーは絶品だった。
第6回席決めジャンケンの後、高速入り口付近のコンビニまで行き、そこで第7回席決めジャンケン。
カローラ助手席にCK、後部右にトモくん、後部中央に銀次、後部左に僕、そして運転はH垣さん。車内に緊張が走る。
それぞれが役割を分担し安全確認を行なうという万全のサポート体制が敷かれた。
「右後ろオッケー。」
「左車線に入ろうか。」 「右に寄ってるよ。」
「はいスピード落として。」
みんなの思いはただ1つ。生きたい。
SAに到着。どうやら生きている。ありがとう神様。
第8回席決めジャンケン。男5人になったカローラでは『なんでもありしりとり』開催。文字通り何でもありでゲームにならない。
蒲郡で高速を降り、岡崎のコンビニで第9回席決めジャンケン。銀次がついに連敗から脱出した。
電車が動いていない時間だったので、H田さんを半田市の家まで送り届けた。
ところがH田さんを降ろした後で道に迷う。竹やぶの中の墓地に引き寄せられ、現在地が分からないので地図も役に立たない。
しばらくさまよってようやくコンビニを発見。店員に道を尋ね、やっとの思いで半田市脱出。
次に新川の銀次の家へ。銀次を降ろして第10回席決めジャンケン。アイコさまは不敗神話を守った。
CKと僕の力によりまた道に迷いかけたが、I津主任のおかげでなんとか回避。
あとはひたすら岐大を目指す。集合時間が早かったので、夜行性の大学生といえどもさすがに眠い。
大学に着いたのは午前3時。すぐに解散し、みんなフラフラと下宿へ帰った。長い一日だった…。